2019年7月21日日曜日

悪の読書日記 2049 日本がEUに加盟する日 高城剛(著)

2019年 7月 21日

高城剛曰く、日本のメディアが変わらないと日本は変わらない・・・と数年前から言ってるが全く変わっていない。7月21日、今日は選挙の日である。こんな日、メディアは選挙のニュース、政治のニュースを牽制するかの如く、お笑い芸人のどうこうというニュースである。
世の中には、報道しなければいけないニュースが糞ほどあるが、あえてトップニュースがこれなのはここはどういう世界なのか?
さて、今日は参議院議員選挙の日である。
既に日本は終わっているのである・・・・多分。これを書いているのは午前中である、今日の深夜には日本は終わっているのか否、フランク・ザッパの言うとおり、国民が政治に参加するのは選挙しかないことを知らないのか?選挙に行かず、どうすのか?


高城剛の新刊、4月に発売されていたがやっと今、購入して読む・・・前作は『分断した世界 逆転するグローバリズムの行方』だった、実は二部作の様である。



これまでの世界はアメリカが世界の警察をやっていたが、財政難でトランプ大統領になって、アメリカが世界の警察やめます!世界中のアメリカの基地は撤退していきます、という政策。中国は遥かに日本を凌ぐIT大国、世界の工場でもあり、既に現金なんて使っていない街も出現している。日本でそんな現金の使えない商業ビルはあっても、街はない。しかも中国経済をささえているのは大量消費できる人口、バブル経済が崩壊しても大量消費で人が住んでいない街もそのまま・・・そしてインドはもはや中国を凌ぐ人。人、人・・・、文化面でもアメリカ映画のCG下請けから脱却して世界を制覇する日がやってくるのか?
これまで移民の力で経済を上昇気流に乗せていたドイツにも限りが見えてきた。同じように移民で何とかやっていこうとする日本の浅知恵、移民でなく奴隷としか思っていないんじゃないのか?と昨今のニュースや真面目な政見放送が頭の中でリンクする・・・
どう考えても日本には不幸なことばかり、しかも温暖化なんかじゃなくて、周期的な気候変動で地球は冷却方向へ・・・
これまでの歴史のなかで、気候変動と革命はシンクロしている。つまり気候変動によって農作物が取れなくなり食料不足の不満が一般市民の怒りは政治へというりのが現実のところ。
何年か前にもフィリピンの火山の噴火で冷夏が続きコメの収穫量が減り、急遽タイ米を日本は輸入したが、タイ米の国際価格がこの為に値上がりしてタイ米を購入して生活していたアフリカの人々にタイ米が流通されなかったという事実を思い出したので、気候変動というのは現実社会、とくに今の時代は一国の革命どころでは無いと実感する。


タイトルの日本がEUに加盟する?って、とんでもない話というか、嘘みたいな話であるが、英国がEU辞めますっていうのが成立しているし、今の日本を見ればもはや社会主義国となんら変わらない。こんな国に誰がしたのか?2049年のことなんて解らねーよ!!っていうのが正直なところではないのか。
と後半まで色々考えながら読みきったが、最後のHUMAN3.0はちょっとばかり凄い話というか、2049年どころの話ではないけど・・・・って感じも正直する。
しかし、問題なのは地球が今の人類の人口では維持出来ないという問題。これは全世界が協力して解決しなければいけない問題。
これから日本で生きていく、地球で生きていくうえに知っておかないといけない事が多いのだが、今の日本では報道されていないことが多いという事を忘れずにしたい。

さあ、選挙行ってくる。
日本は終わるのか?