2020年6月14日日曜日

悪の毒書日記 最強の働き方 佐藤優(著)

2020年 6月 14日

世の中は知らないことばかりだ、一人の人間からの情報や知識だけを100%鵜呑みにして物事を考えていくことは怖ろしいと思った。それは佐藤優氏でも同じである。佐藤優氏の書籍からの事だけを指針として生きていくというのは余りにも危険で、新聞の書いてあることは正しいと思い込み、朝日新聞を読み、報道ステーションを観ている日常までは行かないも。行為としては同じかもしれない。



さて、これからの残りの人生をどう働くかである。職場の上司は57歳かなんかで、60歳になったら定年退職してやる、60歳を過ぎたらもうおらんからな!!と嘘かほんまか小生に脱出宣言の如く60歳定年退職宣言してくる。「死ぬまでどうないすんねん?」。逆に数カ月前に職場に入社してきた新入社員に「新入社員一年目の教科書」という本を渡して読ませたが(選んだのは小生ではない)、この本でも良かったのかと思ったが、いや違う。一瞬だけだった。ただ、新入社員にも言っておくべき内容がところどころに有るのは事実。しかし、この本はある意味相当難しい・・・。漫画「攻殻機動隊」の様に欄外に細かく説明が書かれているが、これを読んでも、興味を持っても少しの就職経験が無ければかなりピンとこないはずだ。小生も資本論を読んでいないので解らない部分や、資本論を理解しておけば佐藤氏の言ってることの本質が深く理解できたはずだ。

そして、マスメディアが報じていることを完全に鵜呑みにしてはいけない・・・
AI技術が主流になっても、人間が判断する仕事は相当ある。
ベーシックインカムは荒唐無稽。
トマス・ピケティはマルクス経済学を全く勉強していない。
など
しかし、これは佐藤氏の意見であり、真実かどうか?果たして真実と認識するかどうか、最後は自分の頭で考えなくてはいいけないのだ。

「最強の働き方」というタイトルながら、働き方のハウツーなんて全く書いていない。ハウツー本であるならば、そもそも購入していないのだが。こうやって働きましょう!ってなことでもない。ただ、これからはこうやって行きたほうが良いですよ!ってくらいの事は書いているが、そこは佐藤優氏のいい意味で優しさ、自分で勉強して考えないと身にならないとばかりに本書を纏めている。
確かにそうである、1500円の本だけで人生の指針となればそれは大問題である。本はきっかけやスタート地点に過ぎないのだ。それを知っている著者であるから、安易に答えを書いてはいないし、答え自身が読者によって千差万別なにに簡単に書けるわけはないのである。


残りの人生、どう生きるか?
残りの労働者人生、どう生きるか?
さて、何を学ぶ?

で、労働ってなんなんや?

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