2019年1月31日木曜日

悪の毒書日記 スケルトン・キー グレイトフルデッド大辞典

2019年 1月 30日

20年インターネットとYoutubeの出現が早かったら、グレートフルデッドのファンやメンバーは相当インターネットを利用したに違いない。
今は亡き、あのプリンスがインターネットのおけげで儲からないと言っていたが、グレートフルデッドは間違いなく儲けるつもりはかっても、インターネットで儲けていた・・・儲かってしまっただろうと思う。もし今、グレートフルデッドがまだ健在であれば、また違ったインターネットの世界が出現していたかもしれず、・・・しかし「たら・れば」なんてのは妄想であると思う、いや個人的にそう思いたいのかも知れない。

インターネットの動画サイトYoutube にグレートフルデッドのジャムセッションを編集して二時間とか、五時間にした音源をアップしている人がいる。
誰か知らない人が個人テープや色々な音源を勝手に混ぜ合わせて編集して自分の好きな絵や写真を張り合わせたりしてデータ化してアップロードしているのである。彼らに悪意はなく、むしろグレートフルデッドの魅力を今も伝えようとしているだけなのである。

グレートフルデッドは基本的におコンサート会場でファンが個人的に録音した音源はトレードや共有はして良いが、海賊盤業者に営利目的に渡してはならない。海賊盤業者に限らず、営利目的に使用するのは禁止である。もしコンサートの帰りに警察官にスピード違反で車を停められた場合は録音したテープは警察に押収されて海賊盤の業者に渡されないように直ちに車を停められた時点で真っ先にカセットテープを破壊して処分しろという掟があるくらいである。


ここ暫く個人的に色々あって、コトバを主とする日本語の歌詞のある音楽を聴きたくないので、最近はずっとグレートフルデッドのジャム音源をYoutubeから聴いている。聴いている音源のトータル時間は合計十時間。殆ど人間の発する歌詞はなく、ギター二本とキーボードがーフロントのセッションで気持ちがよすぎる。

参考までに




もしも、仕事なのでアイデアに困ったら手元にある辞書をパラパラと引けばアイデアが出てくると教えてくれた師の事務所の本棚には、色々な辞書や辞典が置いてある。だが、そんな師の事務所の本棚にでさえこのグレートフルデッド辞典『スケルトン・キー』は置いていない。
この辞典には、前述のコンサート帰りの警察に停められたときの対処方法など、ありとあらゆる話や人物、専門用語などがAからzZへと順に並んで掲載されている。
仕事でグループ討議のある研修会には必ず持っていくのはこの本である。顧客第一主義、顧客満足度ナンバーワンを目指すにはグレートフルデッドの視点に立って考えてみるのも一つの手段である。
真面目にこんな事を会社の上司や役員に言ってもなかなか理解されないのが普通なのであろう。それは教養を付けるには、タイトルに「教養」という文字が入った本を読むことが教養に繋がると思われているからではないだろうか。なぜか『1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365』という本が売れる時代なのであるから、このようなグレートフルデッドの辞典なんどは売れるはずがないと思う。

しかし、50年後も正当な評価されるのは間違いなくグレートフルデッドであると言える。読むだけで身につく教養なんてのは存在しないし、グレイトフルデッドの影響は滅びる事がないくらい浸透している、それはまさに文化の域まで達しているからである。

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