2019年 3月 15日
一日一ページ読むことで365日で教養が身につくという・・・教養とは何か?というわけのわからん時代に、それで教養が付くのであれば。周りと同じ本を読んで教養を身につけて何になるのだ?と、教養とは他人より自分が優れているという満足感とすると。そんな本を読んで一年間で教養を身に付けるより、この本を読んでいる方が遥かに教養が身につくであろう。
いきなりバッドトリップな言い回しから今日のブログを書いてしまったが、要するに他人と同じ本を読んで教養を身につけた気になるのであれば、ケロッピー前田氏の書かれた『今を生き抜くための”最果て”世界の旅 クレイジートリップ』を読んだほうが教養になるであろうと言いたかったのである。
タイトルに「クレイジー」と付くのであるが、あまりにもクレイジーの幅が広くもはやこれはクレイジーでは無いだろう!という状態もありである。クレイジーなら我が国の現政権の総理大臣の方が遥かに恥ずかしい位のレベルで、あんな奴を選挙で選んだ人間も相当のクレイジーであると言える。
しかし、この本に出てくるクレイジーな方々は、そんな選挙でバカな人間に投票する人間、投票された人間よりもまともに見えてくる。
いや、まともなハズである。
マリファナを栽培する人、頭蓋骨に穴を開ける人、刺青を彫る人、入れる人、博打で儲けたお金で美術館を建てた人、死体を冷凍保存する人、政府が隠す情報を暴露するバッカー集団、人体標本を作った人、ラスプーチンのチンポを所有しているロシアのお医者様・・・・昔々、自動車産業で栄えた街の現在・・・
など、著者の集大成の一部をとりあえずまとめたのがこの本である。
とりあえずと書いたのは著者は今もこのような書籍を執筆されている旅の途中であるからである、それは本書の前書きに著者が書かれている、「トリップ」という言葉からは物理的な旅のみならず精神的内面を経験し、時空を超えて過去や未来に思いを馳せる旅もイメージ出来る・・・とあるように乗り物に乗って移動するだけが旅ではなく、精神的な経験も旅というものであろうという著者の考え方から「旅の途中」であると言えるのである。
しかし、内容はふざけているような事は少なく、実際にマリファナに関しては既に医療マリファナとして認知されてきているのがアメリカでは当たり前に近く、他にマクロビクスの発祥についてや、現在アートやバーニングマンなど真面目な話が殆どである、あくまで小生基準のまともというレベルであるが。
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