2020年5月4日月曜日

悪の毒書日記 天使のいる星で 鈴木重子(著)

2020年 5月 4日

ラブ・ザ・アースだぜ!! と先月くらいから言いまくってた気がする。
以前、有名な日本の哲学研究者の方が、ジャズボーカリストの鈴木重子は良いと、言ってたのを思い出した。普通ならまず、ここで鈴木重子さんのアルバムを買うのだが、先に本を買ってしまうのである。
もし、これから聴こうとするミュージシャンが本を出版していたり、ブログでコトバを綴っているのなら先にそちらに触れるべきだというのは完全な持論である。コトバが面白いミュージシャンは出す音、奏でる音も面白い気がする。コトバだけでなく、考えてること、日々生きていくなかで何を想いながら生きているのかを、音を聴くよりも先にコトバである。
脳ミソの構造や各パーツの役目はよく解らないが、今までの経験でこの持論は当てはまることが多い。近藤等則に、44広瀬”Jimmy”聡は典型的な代表人物だ。ヴォーカリストに至っては、元々詩人になりたかったという人も居る。リチャード・ヘルなんてそのものだ。



今回は毒書でなく、読書である。
『天使のいる星で』は鈴木重子氏本人が日々感じたことを、数行のコトバで表現したのを集めて、イラストと共にまとめた内容である。コトバは非常にシンプルに纏めて余分なコトバは削られているのでなく、最初から思いつくことは無く、必要なコトバだけが浮かび、そのコトバを書き出して書かれているのかと思う。

その内容はあまりにもシンプルで、普通という日常が非常に大切だった、いや大切である。と、いま一度認識させられる。多分、本人は読者にそう感じてほしく書いたつもりは全くないのだが、昨今の事情が普段以上にそう思わせる。作者からは決して「こう生きようぜ!」なんて事は一切語られることなく、「こう生きています」とコトバを並べているに過ぎず、イラストがそのコトバ達の意味や重みを快く増長させている。 どこか哲学的なのだ・・・というと、かなり纏まりが無い表現なのだが、大切なのはいま現在だとか、人生は無限大の選択肢であるということを本当に解りやすく表現している。著者鈴木重子氏が「ここは◯◯の考えよ!」とか「マインドフルネスだわ!」とか意識して書いたとは絶対に考えられないが、多分著者の生き方の根底にある部分なのであろう。
そして、彼女は宇宙との繋がりを意識して毎晩、地球の上に生きている事に感謝して眠るらしい。
で、小生はアマゾンでCDをオーダーする。

これからは、地球を愛して生きようと日々想う。
LOVE  The  EARTHだぜ!!


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